VRTechTokyo#6参加レポート
こんにちはゆ~きです。
先日チームメンバーのもーりー、なかりんと一緒にVRTechTokyoに参加してきました。
今回で6回目となるVRTechTokyoは会場にMicrosoftさんの本社を借りて開催されました。
最近話題のHoloLensをはじめとするMRをから、VR、AR、といったVR技術全般のお話を聞けるイベントとなっていました。
このイベントは初の参加なので少し緊張しながら、HoloLensを楽しみに後輩を引き連れて参加してきました。
体験ブースでの各体験の感想を以下にまとめましたのでよかったら読んでください!!
【目次】
- 王道VR音ゲー「Airtone」 byゆ~き
- VRの医療応用~HoloEyesのデモ~ byゆ~き
- VAQSO VR 〜匂い体験〜 by もーりー、なかりん
- HoleLenz 〜HoleLenz Gate〜 by もーりー、なかりん
王道VR音ゲー「Airtone」 byゆ~き
株式会社ヒストリアの佐々木瞬さんによるVR音ゲー開発の際のお話とそのプロダクトである「Airtone」を体験した感想です。
こだわりのポイント
セッションではAirtone開発の際のゲームデザインのお話をしてくれました。
今回の開発のコンセプトは、
- 王道VR音ゲー
- 見ていて楽しいゲーム
だそうです。
王道を狙うために、今回はVRだからといってあまり新しさを求めないという方針で開発を行っていました。
音ゲーの基本的な文法を抑えた固い実装に少しVRというエッセンスを加えることで面白さ作りに取り組んだそうです。
セッションの中では、VRだからといって全く新しい取り組みをしなくてもいいというお話をしていて、VR開発に新しさを求める自分にとっては新しい見方を知ることができました。
もう一つの見ていた楽しいゲームにするためにはプレイヤの動きを大きくなるようにデザインするということをしていました。
自分に向かってくるようにキーが流れるようにすると、どうしてもキーをとるエリアは自身の手元になってしまいます。
これだと動きは手元のみで大きな動きは演出できなくなってしまいます。
これを解決するには、相当苦労したようです。
最終的にはキーをとるエリアをプレイヤは見ないということで、思い切ってキーをとるエリアをプレイヤの視界から取り去ってしまい、動く範囲が大きくなるようになるようにしていました。
この発想は単純なようでなかなか思いつかない絵ですね。
体験してみた!
セッション後にはもちろん体験してきました!
ゲームの様子はこんな感じで、前方に5本ひかれたラインにのっているキーを手に持っているコントローラで文字通り取りに行く仕様になっています。
デバイスはOculusとOculusTachでこのOculusTachをキーの方向に振ったり、ラインに合わせたりすることでキーを取っていきます。
ものによってはトリガーを引いたりとバリエーションにとんだアクションができるようになっていました。
運指を探っていく系のゲームで、やりこみ要素はありそうに思いました。
体験の感想ですが、HMDを使うならではの工夫が今ひとつだなと、HMDをかぶればVRというのにもう一工夫あるといいなと思ってしまいました。
また、動きのほうもまだ工夫の余地があるように思いました。
ゲームの形は出来上がっていたのでこれからリリースに向けて微調整を重ねていくのでしょうか?
完成が楽しみですね!!
VRの医療応用~HoloEyesのデモ~ byゆ~き
みなさんはVRと聞くと何に使われているイメージでしょうか?
大体HMDを用いたゲームを思い浮かべると思います。
今回のセッションはVRを非ゲーム系で用いることに関してのお話でした。
株式会社HoloEyesの杉本真樹さんはHoloLensに臓器を映し出し、手術前の打ち合わせや手術中の補助に使えるようなアプリケーションを作成していました。
これを実際の現場に用いることで、手術時間の削減や出血量の削減を実現することができたそうです。
海外ではこういった非ゲーム系への応用はよく聞くのですが、国内だと珍しいように思いました。
こういった企業がこれから先どんどん増えるといいと思います。
もちろん自分もその業界をねらっていきますよ~!!
体験してみてですが、ぶっちゃけ医療関連の知識がないためこれが使えるのかどうか自分にはわかりませんでした(笑)。
そういった点では、医師でもある杉本さんにしかできない調整がありそうですね?
医療といった自身の強くない分野での社会実装の難しさを感じました・・・。
個人的に気になったのはHoloLensの装着感と視野でした。
医師の方はこういったデバイスの装着を嫌がらないのでしょうか?
視野に関しては杉本さんからお話を聞けました。
手術は手元の操作になるため今の視野でも十分だそうです。
あくまでもリアルがメインということを繰り返し主張していました。
VAQSO VR 〜匂い体験〜 by もーりー、なかりん
VAQSO VRとは、スニッカーズほどの大きさでVRから匂いを出すデバイスです。
今回はそれを実際に体験して来ました〜!
デバイスはヘッドマウント(HMD)の下の部分に磁石でくっつけてありました。
椅子に座りヘッドマウントをかぶり、いざ空想の世界へ〜
気づけば自分は教室の中にいて、椅子に座っていて
机の上にはチョコレートとコーヒー
横にはunityのイメージキャラクターであるunityちゃんが立っていました。
Oculus touch(手の動きを再現するコントローラー)でコーヒーを持ち
自分の顔に近づけると・・・
なんと実際にコーヒーの匂いがしました!
チョコレートも同様に匂いがしました。
Unityちゃんに顔を近づけると女性の匂いがする・・・
はずだったのですが、、、
鼻が詰まってたのかコーヒーの匂いが強すぎたのか
匂いはあまり感じられませんでした。
しかし、VRで匂いを体験という未知なる体験ができました。
半信半疑で体験してみましたが
実際に匂いを感じれたのでとても驚きでした!
女の子の匂いには今後期待しましょう(笑)
VAQSO VR
https://vaqso.com/
HoleLenz 〜HoleLenz Gate〜 by もーりー、なかりん
HoloLensで壁や空間に穴を開け、さらに穴の向こう側の別空間へ行く体験ができるコンテンツです。
↓これです
HoloLens "HoleLenz Gate" - YouTube
実際に体験・・・
指のアクションで目の前の空間にゲートを開き、中に入ると異空間にいけました!
ちなみに異空間は静止画でした。
別のユーザと一緒に異空間に入ったら,そのユーザも見えるようにできたら面白そうですね!
この技術を応用すれば、いつか遠隔VR会議ができそう?
なにかの国際会議や,緊急会議を手軽に始められる時代がやってきそうな予感です・・・
しかし,上の動画とは違って,周りの現実部分が見えてしまっていて、VRの部分が小さく残念でした。
周りの現実部分を隠してあげるか,VRの部分の視界をもっと広げられるといいですね。
今後の発展に期待です。